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ソフトマシーン

ウィリアム・バロウズ
河出書房新社
¥ 788
(2004-06-04)

 読みはじめたときはつまんない、カットアップとフォールドインの技法の目新しさで評価されてるだけであって、ビート・ジェネレーションとかなんとか言っても何の予備知識もなく読まされたら何の感想も持てない人がほとんどじゃないか、と感じたのだがストーリーを追わずにひたすら右から左へ流れていくイメージの断片をぼんやり浴びるスタイルの読書に脳が慣れてくると、これが意外と面白い。描写と言える文章は少ないのに、イメージの断片が像を結んで、その南米と金星に似た土地をこちらが思い浮かべてしまうところが不思議。それに予想していたよりはずっとストーリー性があるので、かろうじてただの作業にはならない。前衛SF小説であり、前衛BL小説ですね。

ジャンキーのおじいちゃんの卑猥でワイルドな、要領を得ない、果ての無い、昔の武勇伝を延々と聞かされているような感覚。「おじいちゃん、クスリはさっき飲んだでしょ」っていう。(実際に一度出たフレーズがまた全くそのまま後で出てきたりするのです、カットアップだから)この小説には「語り」の感覚が欠如しているからこの喩えは正確じゃないのだけど。思わせぶりだけど意味なんかないってわかってるのに、たまにハッとするくらい美しい、そして文学的に過ぎる文章が綴られていてなんだか悔しいような気持ちになります。なんなんでしょうか。高度に発達したアートは笑えないジョークと区別がつかない。だが、しかし。

この方法論で真似して小説書いてもすごいダサい代物が出来上がりそうなもんですが、ダサくなってないところがバロウズのセンスですかね。こういう一種の言葉遊び/言葉いじり系を翻訳で読むってかなりねじれた行為な気がするけど。愛すべき露悪趣味と遊び心。正真正銘のSF。



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  • 2009/10/17 3:50 AM

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