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この闇と光

服部 まゆみ
角川書店
---
(1998-11)

闇と光についての、お話。

耽美でゴシック・ロマンな前半と思い切り陳腐な種明かしの落差が良い。
○○の話ではないか、ということとレイアは××ではないかということは前半を読んでいて気付いてしまったんだけど、それでもなお、後半の展開にはぐっと来た。
真実が判明してからの方が色々無理が生じている部分が却って気になってしまうのは確か。
でも子供の頃見える風景(レイアは盲目のため見えないんだけど)っていうのは得てしてああいうものだよなあ、と思ったり、夢みたいな日々ほど、いつだって、その実態はとんでもなく陳腐であるもので、と思ったり。

さらに作中作という飛び道具まで出して曖昧に濁したまま終わるラストも私は好きだな。


2010年の10枚+


特に何もしていません

2月。時間が過ぎるのがはやくてこわいです。


2011


蛇・愛の陰画

 このなかでは「蠍たち」がいちばん好き。双子の姉弟が睦み合うように笑いあいながら行う殺人や近親相姦といった悪事を淡々と描くインモラル小説で、黒い……。こういう"恐るべき子供たち"的系譜の作品は世の中に他にも沢山あるけれど、内容に反してどこか少女小説っぽさを残した語り口といい、倉橋作品に繰り返し踏襲されるモチーフと関係性を凝縮したような物語といい、母親殺しによって完全に閉じるラストといい、印象的な短編なのです。

物凄くウェットになってしまいそうなお話を、硬質で美しい文章できっちり描いた「巨刹」も好きだな。

他には皮肉たっぷりでちょっとカフカ的な不条理コメディの「蛇」、あるコミューンでの出来事を少女からの書簡のかたちでサスペンスフルに描きつつSF的な展開に着陸する「輪廻」、淡々としたうつくしい文章で騙されそうになるけれど姉弟と両性具有の宇宙人で3Pしたのち宇宙人の"穴"から無限の空間へGO!する変態的な短編の「宇宙人」などなど、シニカルなSFものが目を引く感じ。



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